こんな人にオススメ
・花の組み合わせ方が分からない。
・初心者でもやってみたい。
寄せ植えとは?
1つの鉢に何種類かの植物を入れることを、「寄せ植え」と言います。
一見難しそうに思えますが、ちょっとしたコツで簡単に作ることができるので、やり方を紹介していきます。
寄せ植えのポイント
1.育て方の似ている植物を選ぶ
一番大切なことは、育て方が似ている植物同士を選ぶことです。
たとえば乾燥気味に育てる花とか、あまり大きく成長しない花とか、特性が同じ植物を選定しましょう。
2.カラーテーマを決める
カラーを決めて花を選ぶと調和の取れた寄せ植えができます。
1色(単色)でまとめる方法から、同系色、反対色、グラデーションなど組み合わせは自由です。
同じ色でも花の大きさや形、花びらの質感などで雰囲気が変わります。
葉色のグリーンをうまく生かすのもポイントです。
3.配置を考える
苗を配置するバランスも重要です。
完成形のシルエットを考えながら、円形(ドーム型)、三角形、横長形、縦長形、扇形などの形を決めていきます。
私は鉢の真ん中に高い苗を、外側に低い苗を植えて、三角形の形になるようにすることが多いです。
コンテナ選び
コンテナは、花などを植えるための容器や鉢のことです。
花選びと同じくらいコンテナ選びも大切です。
植える植物の大きさや色、数に合わせてコンテナを選びましょう。
コンテナの色は、白色、土色が多いですが自由で良いと思います。
真っ白な花に白の鉢を合わせるのと、土色の鉢を合わせるのとでは、雰囲気が変わります。色々と試してみてくださいね。
1.コンテナの形
「ローボウル(平丸浅鉢)」です。よく見かける形だと思います。この大きさで30㎝。
初心者の方は、植えやすく花のバランスも取りやすいので、ローボウルから始めるのがお勧めです。
他に横長コンテナ、ポット(深鉢)、ハンギングバスケット、ウォールバスケットなどがあります。
2.コンテナの大きさ
鉢の大きさは、鉢の内側の直径を号という単位で表します。
1号は約3㎝で、10号なら30㎝になります。
10号の鉢で植える苗の目安は5~6株です。
最近ではポット苗の大きさを㎝で記載されることが多くなりましたが、まだまだ号の単位を使うこともあるので覚えておくと良いですよ。
使用する花
試しに、3つの花を使って寄せ植えを造ってみます。
3つとも育て方(水を控えめにする)の条件が同じで、開花時期や草丈のシルエットを考えて決めました。
背の高い苗を鉢の真ん中に配置して、三角形の型にしていきます。
カルーナ
寄せ植えに人気の、ピンク色のカルーナです。
鉢の中心に置きたくて1番に購入決定!
プリムラ・ポリアンサ
プリムラ・ポリアンサです。
カルーナのピンクに合わせて優しいピンクを選びました。
パンジー
パンジーです。
きれいな紫色が気に入って最後に決定。
寄せ植えの作り方、育て方
作業時期
時期 | 1月 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12月 |
植え時 | ||||||||||||
肥料 | 月2~3回 | 月2~3回 | ||||||||||
開花 |
用意するもの
- カルーナの苗:1株、パンジーの苗:2株、プリムラの苗:2株
- 円形の鉢(直径25㎝の浅いもの)
- 鉢底石
- 市販の土
作り方
- 円形の鉢に鉢底石を底が隠れるくらい敷いて、土を2分の1程入れる。
- 苗をポットから取り出す前に鉢の中で並べて、全体の配置を考える。
- カルーナの苗を真ん中に、左右にプリムラを置き、最後に紫のパンジーを上下に置く。
- 空いている隙間に土を補充する。株元を軽く手で押さえておく。
- 水をたっぷりと与えて、2日程軒下などに置き、その後日当たりの良い場所に移動させる。
- 花殻はこまめに取りのぞく。
ココに注意
・水はやりすぎないように土の表面が乾いてからにしましょう。
最後に
真ん中に少し高さのある植物を置いて、周りに低い花を植えることで、360度どこから見てもきれいな寄せ植えが出来上がります。
気に入った植物や色で寄せ植えをつくり、玄関まわりやベランダなどに飾って楽しんでくださいね。