採取した種から…
昨年は、購入したカレンジュラの苗を育てて種が採取できたので、今回は種から育ててみることにしました。
カレンジュラの基本的な育て方は、下の記事で紹介しているので参考にしてください。 カレンジュラの育て方について解説します。 続きを見る
カレンジュラの育て方|雨にも寒さにも強く人気の花
昨年、10月に種まきをしました。(全部で50粒ほど)
正直、種から上手く育つとは期待していなかったのですが、全て芽が出て順調に育ってくれました。(大・小のばらつきはありますが)
暖かくなってくると、カレンジュラの花が沢山咲いてくれました。
長さ65cmのプランターで8~9株植えてます。
ちょっと、窮屈そうですね。予想外に育ってしまい、プランターが足らなかったです。
全部の花が咲いたら、こんな感じになりました。
このまま終わらせるのはもったいないので、カレンジュラのオイル作りに挑戦しようと思いつきました。(オイル作りは初めてです)
カレンジュラ・オイルとは
カレンジュラの花を植物オイルに付け込んで抽出されたものが、カレンジュラオイルです。
欧米では「魔法の薬草」として、重宝されています。
オイルに熱をかけずにつくるので、肌にも優しい特徴を持っています。
オイルの効能
・カレンジュラオイルは、炎症作用をおさえる働きや、皮膚を修復して傷をいやす力に優れています。
天然のオイルなので身体全体や、敏感肌の方、赤ちゃんにも使用できます。
作るオイルの選び方
ベースとなるオイルは食用ではなく、化粧品、薬用に精製されたものを使います。
好みで良いですが、私なりに選んでみたので、参考にしていただけたらと思います。
オススメ
・オオバオイル ⇒肌馴染みが良くさらっとした使用感(乾燥を防ぐ)
・オリーブオイル ⇒ベーシックで、オレイン酸が豊富(うるおい補給)
・マカデミアナッツオイル ⇒皮膚に近い成分でできている(浸透性にすぐれている)
・スイートアーモンドオイル ⇒滑らかな肌ざわり(適度に軽い使用感)
カレンジュラオイルの作り方
それでは、材料を準備して、カレンジュラオイルを作っていきます。
今回は、カレンジュラの花びらだけのものと、ガクも付いてるもの2種類を同時に作っていこうと思います。
オオバオイルとスイートアーモンドオイルを使います。
まずは、カレンジュラの花をガクごと採取したものを室内の日の当たらない場所で乾燥させます。(1週間前後)
触ってみると、水分が無くなってくるのが解ります。見た目にもかなり小さくなります。
これはカレンジュラの花びらだけなので、乾燥は3~5日くらい。
用意するもの
- 乾燥させたカレンジュラの花(ガクが付いたままのと、花びらのみの2種類)
- ふたが付いた100mlのガラスの容器X3個 (あらかじめ消毒しておく)
- スイートアーモンドオイル、オオバオイル
- 保存容器 X3(出来上がったオイルを入れる)
- コーヒードリッパーとガーゼ(最後に、こす時に使用する)
つけ込む
①ガラス容器に乾燥させたカレンジュラの花を適量入れます。
②次にカレンジュラの花がつかるようにオイルを注ぎます。
③2週間~1ヶ月程、室内の日の当たらない場所で管理します。(花とオイルが混ざるように、時々ビンを揺らしましょう)
画像で、真ん中がオオバオイルで、左右はスイートアーモンドオイルにつけこんでいます。(ふたの色の違いで、オイルが解るようにしました)
こす・絞る
私は、1ヶ月置いたので、その後コーヒードリッパーにガーゼを敷いて、オイルを抽出しました。
出来上がったオイルを保存容器に移して、冷暗所で保管します。(数か月で使い切るのが目安)
保存は、ふたの付いた色付きのガラス容器がベストです。(オイルの酸化を少しでも防ぐため)
ココに注意
2種類を比べて使ってみたら
カレンジュラ・オイルが出来上がりました。少しオレンジっぽい綺麗な黄色です。(画像では、少し違う色に見えていますが)
画像の右が、花びらのみ。左がガクがついたままのです。
オイルにはハーブ独特の匂いがありますが、ガクが付いてた花のほうが強いです。(匂いは、肌に塗ってしばらくすると消えます)
私は肌が乾燥している手や身体に塗っていますが、使用感は両方、さらっとして良いです。
最後に
敏感肌の方は、かならずパッチテストをしてから使うようにしましょう。
オイル作りは、少量から始めてみるのがお勧めです。
乾燥したカレンジュラの花なども販売されているので、それでカレンジュラオイル作りをすれば、もっと簡単に作ることができますよ。