こんな人に見て欲しい
・お茶の種類や入れ方を知りたい。
・お茶のこと、色々と教えて欲しい。
はじめに
日本茶が好きな方は多いと思いますが、(いろんなお茶を飲み比べた事がある人は、意外と少ないのでは)と思っています。
今回は、宇治茶の飲み比べをしてみました。
パッケージを開けると、画像のように10種類のお茶が並んでいました。
それぞれの茶葉の特徴や淹れ方、味なども比べてみようと思います。
まずは、宇治茶の歴史から話を進めていきます。
宇治茶の歴史・特徴
宇治茶の栽培は、鎌倉時代、京都の地に茶園を広げたことが始まりです。
室町時代には、宇治に7つの茶園を作りました。
土質・地形など自然条件が、茶の栽培に向いていたので、質の良い茶を作る技術が高まっていったと言われています。
特徴
宇治茶は、お茶の工程である蒸し時間が短いので、濁りが少なく澄んだ色をしています。
甘みや旨みがしっかりと感じられる深い味わいと、さわやかな香りが特徴です。
お茶の飲み比べ
玉露(ぎょくろ)
特徴:直射日光を当てずに栽培される茶葉。
旨みがあり、コクが楽しめます。(私が一番好きなお茶です)
茶葉の量:5g
湯の温度:50℃(熱に弱いので十分に温度を下げたお湯で)
浸出時間:1分半(じっくりと淹れる)
煎茶(せんちゃ)
特徴:日光に当てて育てられた茶葉で、最も多く飲まれている一般的なお茶。
香りが高く、さっぱりとした味です。(3種類を一度に飲み比べましたが、味の違いはあまり感じられなかったです)
茶葉の量:5g
湯の温度:100℃(熱めのお湯で)
浸出時間:1分
煎茶玄米茶
特徴:玄米茶に適した葉の粗い煎茶に、玄米をブレンドしたお茶。
渋みの少ない香ばしい味わいが楽しめます。(左の抹茶入りの方が少し濃い味でした)
茶葉の量:8g
湯の温度:90℃
浸出時間:1分
かりがね茶
特徴:お茶の茎や茶の軸の部分を主に選別した茎茶。(『茶柱が立つ』とは、この部分のことです)
茎からでるまろやかな味わいとコクが楽しめます。
茶葉の量:5g
湯の温度:70~80℃(少しぬるめのお湯)
浸出時間:1分
かぶせ茶
特徴:玉露と煎茶の中間的な栽培方法で育てられた茶葉。
まろやかなうまみと、さわやかな風味が一緒に味わえます。
茶葉の量:5g
湯の温度:80℃
浸出時間:1分
ほうじ茶
特徴:一番茶葉のみを焙じて仕上げたもの。(カフェイン成分が少なく、赤ちゃんが飲んでも安心です)
こうばしい香りと、スッキリした味わいです。
このほうじ茶は癖がなく、私が今まで飲んだほうじ茶の中では、一番美味しかったです。
茶葉の量:8g(少し多めのお湯で)
湯の温度:90℃(熱めのお湯で淹れると香ばしさが引き立つ)
浸出時間:30秒(短め)
美味しいお茶の入れ方
⊡ 必ず一度、沸騰させたお湯を使いましょう。
⊡ お茶の種類によっ適温が違うので、その都度調整しましょう。(別の容器に移すことで、湯の温度が約10℃程下がります)
⊡ お茶をお気に入りの器で飲むと、一層美味しく頂けますよ。
お茶の効能について
お茶には、色々な成分が含まれていますが、日常的に摂取していれば体に良い影響が期待できるのをご存知でしょうか?
お茶の種類によっても少し異なりますが、効能について書き出してみました。
- カテキン ⇒抗酸化作用があるので、菌から体を守ってくれる。
- カフェイン ⇒集中力や活力の向上。利尿作用(飲みすぎには、注意が必要)
- テアニン ⇒アミノ酸の1つで、甘みやうまさを引き出す。
- その他:ビタミンE・ビタミンCなど
最後に
今回の宇治茶の飲み比べは、それぞれ味に特徴があって、どれも美味しかったです。
画像は、お茶のチョコレートですが、今回飲み比べしたお茶の種類が使われているので載せてみました。
お茶の濃さは、お好みに合わせてで良いと思います。
茶葉やお湯の量・浸出時間で加減して、自由に楽しんでくださいね。