こんな人に見て欲しい
・土の選び方がわからない。
・肥料について色々教えて欲しい。
はじめに
土は、植物がしっかりと根を張り、水分や養分を吸収し、茎や葉を成長させるために何より大切です。
今回は土と肥料についての基本や、私のやり方を紹介していきます。
土について
基本の配合
土の基本の配合は、画像右側の赤玉土6、左側の腐葉土4の割合です。
基本を知っていると、それをベースに他の用土を加えて、オリジナルの培養土も作ることも出来ます。
良い土には、空気と水分が通るすき間があります。
難しく考えないで、土づくりになれるまでは、市販の培養土を利用するのが良いかなと思います。
市販の培養土
これは、買ってそのまま使える培養土です。(元肥入りだと、なお便利です)
私も最初は、14ℓ~20ℓの大袋を買って使っていました。
ガーデニングを始めたばかりの人や、鉢植えなどの数も少ない場合などは、土を色々買いそろえるよりも経済的です。
土づくりに慣れていない人や、時間がない人にもお勧めです。
画像のような軽めの土も、色々使えて便利です。
ハンキングバスケット(吊り下げる)はもちろん、私は鉢植えの植物や、挿し木で増やしたい時にも使っています。
土を選ぶときのチェックポイント
土を選ぶときは、
①どんな植物用なのか?
②肥料入りかどうか?
③量は、ちょうどいいか? などをチェックして、用途に応じて購入するようにしましょう。
使って残った土は、袋の口をしっかりと閉めて、直射日光や雨の当たらない場所で管理するのも忘れずに。
土の再生について
草花を育て終えた植木鉢の土を、そのまま再利用しても、思うように育たないことがよくあります。
一度使った土は、排水性や通気性が悪くなっているからです。
土を再生する方法は色々ありますが、私のやり方を紹介します。
①使い終わった土を植木鉢から出して、シートの上に平らに広げます。
②底石や植物の根・枯れ葉などは取り除きます。
③1週間以上、天日に当てて日光消毒をします。
④古い土の再生材と石灰を土の量に応じて混ぜ混みます。
⑤これで古い土が再び使えるようになります。(すぐに使わない時はプランターなどに土を戻して置いておくと良いです)
肥料について
植物には成長に欠かせない栄養素があります。
人の手で育てられる草花に、足りない栄養素を肥料で補ってあげることが必要です。
肥料の種類
◆有機質肥料=油かす、骨粉、鶏ふんなど(天然の肥料で、効き目が穏やかで長く続くが、臭いが強いものや、虫が発生しやすいのもある)
◆無機質肥料=化成肥料、液体肥料(化学肥料で、効き目がすぐに現れるが、根に肥料が当たると葉が枯れたりすることがある)
肥料の三要素
肥料の栄養素の中でも特に、植物の成長に大きく関わる三要素です。
三要素の成分比や形状などで、色々な製品が売られていて、それぞれの効き目は次の通りです。
- N(チッソ )葉や茎の生育に必要 ⇒不足すると、葉色や育ちが悪くなる。
- P(リンサン)花つきや実つきを良くする ⇒不足すると、花や実や葉までもが小さくなる。
- K(カリウム)根や茎を丈夫にする ⇒不足すると、根の生育が悪くなり、病害虫の抵抗力が弱まる。
肥料あれこれ
これは液体肥料です。
濃度を変えれば、いろいろと幅広く使えるので、私が一番使っている肥料です。
2リットルのペットボトルに水を満タンに入れ、液体肥料を測り、適した濃度に薄めて使用しています。
水やりの代わりにもなるので、夏場に使用することが特に多いです。
この肥料は、室内でも使えるものです。
3種類の中では、右の肥料が錠剤で臭いもなく、置くだけなので便利です。
効き目の期間は商品によってさまざまなので、チェックしてから買うようにしてくださいね。
この有機配合の肥料は、主に野菜に使っています。
すぐに効き目が現れる化成肥料と、穏やかで長く続く有機肥料が入っていて、バランスが良いのでおすすめです。
最後に
土の状態は、育てる場所や地域によっても違ってくると思います。
わが家の庭の状態によって、育てる草花にあうように、少しずつ改良していきましょう。
まずは失敗を恐れず、楽しみながら草花を育てることから始めてみてください。